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結論:自分の理想像を具体・言語化する作業は超重要 強み・弱み等は過去の経験や他人のフィードバックを参考に整理!
20-30代の転職活動において、一番最初に考えるべきこと。
且つ、転職活動引いては人生設計の根幹と成す非常に重要なこと。
それが自分の理想像を言語化・具体化する作業となります。
殆どの方が、新卒採用の際に一度やった作業かと思います。
ただ、社会の荒波にもまれ、仕事や人間関係、恋愛等において
色々経験された過程で価値観や目標は変化しているでしょう。
なので、このタイミングでもう一度整理することが重要です。
現時点での価値観や叶えたい目標を
具体かつ鮮明にイメージし、一つづつ書き並べ、
整理や深堀してみましょう。(大谷翔平の目標達成シートの如くです)
例えば、以下の様なことが挙げられると思います。
● 仕事よりも家族と過ごす時間を大切にしたい
→ 残業が少なければよいのか?
共働きであれば子供の送迎や突発的な休みが取れる制度がある会社?
● 仕事内容が単調でつまらなく、もっと色んな経験を積みたい
→ どんな仕事・状況だとワクワクできる(していた)のか
● 給料を上げてもう少しゆとりのある生活をしたい
→ 具体的に年収100万円 or 200万円(もしくはもっと?)
時間もかかり、何より人によっては小っ恥ずかしい作業と思います。
然しながら、フランスの小説家ジュール・ヴェルヌの言葉にあるように
“人間が想像できることは、人間が必ず実現できる”です。
書くことによって可視化され、より明確に具体的に考えることができるようになります。
また、価値観や叶えたい目標をより具体的に整理できたのなら、
優先順にランク付けしてみましょう。
即ちそれが企業を選ぶ際の妥協できるポイントとなります。
そうすることによって後々、企業へ応募する際や数社から内定を
もらった際に比較的迷いが少なく決断できます。

自己分析でやっておくべき内容
1. 過去の経験の棚卸し
まずは、今まで社会人生活において経験した業務を4-5つ振り返り
(資料の作成/報告、社内外調整、新規PJ参画、部下の教育等)
リストアップしてみましょう。
リストアップが終わったら、詳細な場面や出来事を思い出し、整理。
その中で発揮された(習得した)長所やスキルを言語化する作業をすることで、
面接時に困ることはありませんでした。
2. 強みと弱みの分析:
1.で整理した自分の強みや得意な分野を実践的に応用すべく、
応募先の業務・役割においてその力をどのように職務に活かすことができるか
イメージし、言語化するという作業を私はしていました。
そうすれば履歴書もよりスムーズに書くことができ、
面接でも相手に刺さる回答ができるようになりました。
弱みや苦手な部分を認識しましょう。
必ずしも強みの反対が弱みになるわけではなく、
それを克服するためにどのような努力をするかも合わせてです。
私の場合、質問を受けた場合以下の様な回答をしていました。
弱み:私の場合は周りと協調するあまり判断が遅くなる時がある
対処法:判断はスキルや経験に基づくものも多いので、
御社で働くことになった際は、実務を経験する中で
そこを磨いていけるよう努力していきたい。
弱みはサラッと言って、それを挽回するためにどう考えているか。
そこを強調気味に言うことで、面接官の印象は変わります。

3. 価値観の明確化:
上述の通り、何が自分にとって重要なのか、
どのような状況で充実感を感じるかを考えます。
過去の経験で最も満足した時期や出来事を振り返って
その根底にある価値を見つける作業をしてみましょう。
もし自分で納得する答えに導けないのであれば、
他者の人生を参考にしたり、メンター等に相談するのも手です。
他者と比較したり、会話をすることで自分の一面に気付けることもあります。
是非積極的にやってみましょう。
4. キャリアビジョンの構築:
5年後、10年後にどのようなキャリアを築きたいかを明確にしましょう。
スキル・経験以上のものを求められている20-30代の方の転職において、
特にこの部分の回答は面接で見られていると私は感じました。
あくまで個人的な推測ですが、
若手と呼ばれる年代においての業務内容は職種毎で大差ない為、
一定のスキル・経験はある前提で話が進んでおり、
面接で聞きたいのはそこではなく、どこまでその企業に対して事前に熱意をもって調べ、
働くことを想像しているかを問われていると思います。
(補足ですが、新卒採用の時のように競合と比較し何故ウチ・・・
といった意地悪い系の質問は転職面接ではされません)

転職先の詳細な仕事内容全てを把握することは不可能ですが、
募集要項や企業のホームページ(競合先等含め)、
面接時の質問タイムでも色々情報を得ることができます。
特にこの部分の回答には磨きをかけましょう。
そのビジョンに向けて、どのようなスキルや経験をさらに積む必要があるかを確認します。
今、応募している職種が、もし今働いている職種と違う場合は、
自身に何が足りず、それをどう補う予定か考えておきましょう。
これも面接で聞かれます。事前に準備することで納得のある回答ができます。
5. 業界・職種研究:
関心のある業界や職種について調べるのと同時に、
もしその業界や企業がキャリア採用を実施しているのであれば
募集要項に載っている求める人物像についても確認しましょう。
4. のキャリアビジョンの構築でも申し上げた通り、
面接時に今後どうキャリアを築きたいかという質問に対して
明確に答えることがキーとなります。
事前準備はしっかりと行うようにしましょう。
時間を割いて徐々に転職へのマインド切り替えを!
転職活動でやるべき最初の内容となりますが、
上記を意識しながら自己分析を行うと、その後の作業や決断が圧倒的に楽になります。
社会人の皆さん普段の業務で忙しいと思いますが、
土日の一時間でも良いので時間を取ってやり始めることで
徐々に転職へとマインドが本腰に変わってくると思います。
全ては自分次第です!
少しでも転職を検討しているのであれば、まずは転職サイトに登録しましょう。